ADPKDは、遺伝するタイプの腎臓病としては最も多い病気で、国内に4,000人に1人の割合で患者さんがいらっしゃいます。家族にADPKDの患者さんがいるかどうかや、超音波やCT、MRIなどの画像検査によって、簡単に診断することができます。特に身内でADPKDにて透析をされている方がいらっしゃる方々には、一度当院に受診されることをお勧めいたします。当院はADPKDに対して、バソプレシン受容体拮抗薬であるサムスカの投与が可能な施設です。サムスカを継続して服用することにより、透析に至るのを遅く出来る可能性があります。
ADPKDは平成27年から難病助成の対象疾患となり、進行の早い方や重症な方では、手続きをすることで自己負担額が軽減されます。ご不明な点がありましたら、些細なことでもご相談ください。