今日は日々の食事の中で、塩分の量を増やさないためのワンポイントアドバイスをさせていただきたいと思います。
ちょっとしたことに気を付けるだけで、一日の塩分摂取量を減らすことができますし、逆にちょっとしたことを無視するだけで、一日の塩分摂取量を、思った以上に増やしてしまうので、このポイントはぜひ頭の片隅において、メニューを選んだり食材を選んだりしていただきたいです。

それは、「加工食品をなるべく使わない・加工食品を使っているメニューを避ける」というものです。
加工食品、たとえばハムやベーコン、ソーセージ、サラミなどの、お肉類の加工食品、かまぼこやはんぺん、ちくわなどの魚の練り物は、実はかなり塩分量が多いのです。
このように患者様にお話しすると、「ハムやベーコンが塩分が多いのは、なんとなく分かっていたけど、練り物系に塩分が多いのは知らなかった」とおっしゃる方が多いです。

このような食材をなるべく使わないように毎日の献立を構成することや、外食の際、たとえばスパゲティやピザなら、ハムやベーコン、ソーセージ、サラミを使っていないものをチョイスする、おでんならはんぺん、ちくわは食べないなど、ちょっと気を付けるだけで塩分量を増やさずに済みます。

特に注意したいのが、ハム、ベーコン、ソーセージ、かまぼこは、朝食のメニューとして毎日必ず登場するというご家庭も多いと思います。
これはできれば、やめていただきたい習慣です。

医療法人中央内科クリニック