慢性腎臓病になりやすい人、言い換えれば、発症率が高いタイプというのは既に明らかになっています。
その一つが肥満です。
つまり肥満予防は腎臓病予防の第一歩といえると思います。
肥満予防を考える上で、大切にしていきたいことはたくさんありますが、多忙な中高年にどうしても足りなうものの一つとして、運動不足が挙げられます。

身体に異変が出てから、既に太ってきてしまってからより、少しでも早いうちから、日々の運動の習慣を付けて行くことが求められます。
仕事や家事、子育ても大切です。
でも、それが原因で運動不足になって肥満となってしまい、最終的には慢性腎臓病になってしまうよりは、それを未然に防ぐために、運動の時間を確保することが望まれます。

小さなお子様がいるご家庭は、日々お散歩を習慣にして、お子様と外遊びを真剣に取り組んでみましょう。
それだけでも、かなりの運動量になるはずです。
家事もささっと、終わらせてしまうのではなくて、雑巾がけやモップがけをしてみたり、ガーデニングを真剣に取り組むなど、身体を動かせる内容のものをプラスしてみましょう。
仕事で忙しい方は、通勤時になるべく歩くようにしたいですね。
このようなちょっとした工夫で、運動はいくらでもできます。

医療法人中央内科クリニック