腎臓病治療中の方はもちろんのこと、将来の健康のために、腎臓病を予防していきたいと考えている方にとって、食生活の見直しは必須です。
あえて、なかなか難しいのは分かっていながらも、このコラムに書かせていただきますのが、食生活の見直しで、できることなら一番見直していただきたいのが「外食」です。

外食は、どうしても塩分量が多く、一日の塩分摂取量を増やしてしまう原因となります。
つまり外食をなるべく避けること、これが塩分コントロールをする上で重要になってきます。

ここで勘違いをしないでいただきたいのが、外食を一切してはいけないというお話ではないということです。
フレンチにイタリアン、和食に中華、アジア系料理と、おいしいもの、それも家庭ではなかなかできない、外食ならではの食材と味付けを楽しむこと。
これも人生の楽しみの一つでしょう。
ですので、たまに外食を思いっきり楽しむことを、制限させるつもりはもちろんないのです。

でも、生活スタイルやお仕事柄、どうしても一日三食のうち、ほとんどが外食という方もいると思います。
三食すべてとまではいかないまでも、昼夜は外食が大半という方は、珍しくないと思います。
この状況ですと、どんなに気をつけていても、塩分過多になってしまいます。
いろいろ工夫をして、できるだけ外食の回数を少なくできるようにしていきましょう!

医療法人中央内科クリニック