看護師だより Vol.5
透析とは
腎臓は体に必要なものを取り込み、不要なものを尿として捨てるはたらきがあります。
腎臓のはたらきが悪くなれば、その代わりとなる治療が必要になります。その一つが透析療法です。
透析には大きく分けて「血液透析」と「腹膜透析」の2種類があります。
血液透析
まず、「シャント」を作製します(主に前腕)。下の絵では手首付近の動脈と静脈を手術で結びつけています。表面に走っている静脈を太くし、たくさんの血流を確保するために必要となります。
その静脈に針を刺して血液を体の外に取り出し、人工腎臓(ダイアライザー)に通して老廃物や過剰な水分を除去します。透析施設に定期的に通う必要があり、週3回、1回4~5時間が基本になります。
腹膜透析
お腹の中に透析液を入れて、自分の腹膜を使い老廃物や過剰な水分の除去をおこないます。ほとんどの場合自宅での治療になるため、通院回数は月に1~2回程度です。
医療法人中央内科クリニック