腎臓病の方の場合、疲れを溜め込んでしまうのは、とても良くないことです。
疲れをしっかり取って、毎日無理をせず生活をすることが重要です。
そのためには、良質な睡眠によって疲労を回復することが求められます。

現代社会において、快眠の妨げとして一番問題視されているのが音です。
今までもこちらのコラムで、快眠のためのポイントをお話してきました。
どれもこれも、簡単に自分で工夫できるものばかりです。
でも音ばかりは、工夫でどうにかなるものもあれば、難しいものもあります。

実は、40デシベル以上の音が、寝室内にあると快眠の妨げになるといわれています。
40デシベル以上といわれても、よく分からないと思います。
枕元によくある置き型の時計、この秒針の音が20デシベルです。
人の会話となると、60デシベルになります。

つまり寝室がリビングの隣で、リビングの声が聞こえる状態で寝なければならない方などは、音環境としては、あまり良いとはいえません。
一緒に寝室を共にしているパートナーのいびき。
これもなかなか手ごわいです。
また、加湿をしようとつけている加湿器の運転音。
これも機械によっては、40デシベルを超えるでしょう。
もっと困ってしまうのは、居住エリアです。
夜も騒音が絶えないエリア、救急車・消防車が頻繁に通る道路近くに居住などですと、とにかく夜間もうるさいです。

会話やいびき、機械音程度であれば、耳栓がおすすめです。
耳栓をすることで、音をシャットアウトして熟睡できるように促していきます。
ただ、居住エリアの環境音に関しては、耳栓レベルで解決できないものもあるでしょう。
ですが、耳栓をすることで少しは解消できると思います。

医療法人中央内科クリニック