なぜ腎臓病になるのか?
腎臓と聞いて多くの皆様が知っている役割は、体の中の塩分や老廃物を、尿に変えて排出するというものでしょう。
そう、とても大切な臓器です。
でも腎臓の役割は、それだけではないのです。
血圧をコントロールする役割もありますし、血液を造るために必要なホルモンの生成の役割も担っています。ミネラルやイオンバランスなどを保つ役割もあります。
あまり知られていませんが、丈夫な骨の生成に必要な、活性型ビタミンDを作り出しているのも腎臓です。
つまり腎臓が弱ってくると、単純に尿が出づらくなったというだけではなく、むくみが出やすくなったり、血圧が上昇傾向になったり、骨がもろくなったりといった症状が出てくるというわけなのです。
なるほど!と思われた方も多いのではないでしょうか。
人の体が健康で正常であるように、腎臓はフル活躍しているのです。
それだけに、塩分が多い食事ばかり食べていたり、肥満になって血圧が上がってしまったりとなってくると、腎臓病を発症してしまう可能性が高くなってしまうということなのです。