<腎臓のはたらき②>

今日は、前回に引き続き腎臓の働きについて紹介していきます。

⑤造血刺激ホルモンの分泌

 赤血球をつくるためには欠かせないホルモンです。

 このホルモンはエリスロポエチンと呼ばれ、腎臓から分泌されて、骨髄における赤血球の産生を

 促しています。

⑥ビタミンDの活性化

 ビタミンDは食事や日光を浴びる事によって、皮膚で作られます。

 その後、肝臓をへて腎臓で活性化ビタミンDへと変化する事で、カルシウム(Ca)の吸収や

 骨の代謝を促進します。

⑦不要になったホルモンの不活化

 体にとっていらなくなったホルモンを壊したり、捨てたりしています。

⑧血圧の調整

 腎臓を流れる血液の量が減少すると、レニン(血圧を上げるホルモン)が分泌され、

 血圧を上昇させます。

 

 次回は、腎不全になった場合、この働きがどのようになってしまうのか説明していけたら

 と思います。

 

参考資料:1、透析療法をはじめる患者様へ 透析導入マニュアル

     2、透析ケア 新人スタッフ応援号!物質キャラ図鑑でまなぶ 透析患者の病態と血液透析   

医療法人中央内科クリニック