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腎臓病の状況によって、つまりは患者様によって食事療法の方法は異なります。
ですが一応にして言えることとして、タンパク質の量を抑える必要があります。

これはなぜなのか、簡単にご説明します。
脂質・糖質・タンパク質の三大栄養素と呼ばれるものがありますが、これらはすべて、人が生きていく上でエネルギーとなり体を作り上げる大切な栄養素です。
しかし、そのなかでタンパク質だけが毒素を生成し、血液とともにそれを腎臓に送ります。
腎臓はその血液中の毒素を尿として排出し、それ以外のものを体内に戻すというふるいの役割を担っています。
腎臓病になると、このふるいの機能が低下し、そこに毒素が生成された血液をドンドン送り込んでしまうと、腎臓への負担が大きくなって、さらに腎臓へダメージを与えてしまうのです。

つまり、これ以上腎臓に負荷を与えないようにするために、タンパク質を制限する必要が出てくるのです。
これは人工透析治療前の方はもちろん、人工透析治療中の方も同じです。

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